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2024.05.24
固定資産税はPayPay(ペイペイ)で支払いできる?メリットや支払い手順を徹底解説!
PayPay(ペイペイ)での固定資産税の支払可否や支払いできる場合のメリットについて知りたいという方も多いのではないでしょうか。PayPayを利用した固定資産税の支払いには、さまざまなメリットがあります。
本記事では、固定資産税のPayPay(ペイペイ)での支払い可否やメリットについて解説します。また、固定資産税をPayPayで支払う場合の注意点や支払いの手順についても解説していますので、ぜひ参考にしてみてください。
固定資産税はPayPay(ペイペイ)で支払いできる?
固定資産税の支払いはスマートフォン決済アプリ「PayPay」で可能です。このサービスは東京都が先駆けとなり、2020年6月から導入を開始しています。
その後、多くの自治体がこれに続いており、キャッシュレス決済の普及や納税者の利便性向上、納税事務の効率化が主な背景にあります。ただし、すべての自治体でこの方法が利用できるわけではないため、利用前に対応状況を確認するようにしてください。
固定資産税をPayPayで支払う3つのメリット
次に、固定資産税をPayPayで支払うメリットについて解説します。
- 決済手数料がかからない
- 事前手続きが必要ない
- いつでも納税できる
それぞれの内容について詳しくみていきましょう。
1.決済手数料がかからない
固定資産税の納付方法にはさまざまなオプションがありますが、注意すべきなのは支払い時の手数料です。具体的には、クレジットカード払いでは1万円あたり約80円の手数料がかかります。
さらに、クレジットカード決済は1回ごとに手数料が発生するため、税金を分納すると余計な手数料が加算されます。一方で、PayPayなどのキャッシュレス決済方法を用いると、決済手数料が一切かからず、分納しても追加の手数料は発生しません。
このため、PayPayでの支払いはクレジットカード決済よりも経済的にお得であり、手数料の負担を避けたい場合におすすめです。
2.事前手続きが必要ない
口座振替で固定資産税を支払う場合、役所に「この口座から必要額を振替して欲しい」という書類を提出したり、自治体のホームページからクレジットカード決済用のサイトを探してアクセスし、カード番号等を入力する必要があります。
一方、PayPayを使用した支払いでは、事前の手続きが不要であり、スマートフォンにPayPayアプリをインストールし、納付書のバーコードを読み取るだけで支払いを始められます。
3.いつでも納税できる
固定資産税をPayPayで納付するメリットは、納税手続きが楽になる点です。PayPay決済では、送られてきた納付書のバーコードをアプリで読み取るだけで、いつでもどこでも簡単に支払いが可能です。
夜間や土日でも手続きできるため、税金を支払うためにコンビニへ出かける必要はありません。また、固定資産税の納税通知が届いたときにその場で納付してしまえば、後で納付書がどこにあるかわからなくなるといったトラブルも避けられます。
固定資産税をPayPayで支払う場合の注意点は5つ
次に、固定資産税をPayPayで支払う場合の注意点について解説します。
- 自治体によっては対応できない
- 30万円以下しか決済できない
- 領収書の発行がない
- 二重支払いに注意しなければならない
- 口座振替を停止手続きをしなければならない
それぞれの内容について詳しくみていきましょう。
1.自治体によっては対応できない
固定資産税のPayPayでの支払いは、全国の地方自治体で一律に対応しているわけではありません。地方税の徴収ルールは自治体が自由に決められるため、お住まいの地域によってはスマートフォン決済アプリでの支払いに未対応の場合もあります。
PayPayでの納付が可能かどうかは、お住まいの自治体のホームページやPayPay株式会社の公式サイトで必ず確認してください。PayPay決済で支払いできる税金や公共料金は固定資産税だけに限らず、市によっては住民税や自動車税などの納付にも対応している場合があります。
2.30万円以下しか決済できない
PayPayの「請求書払い」では、1枚の請求書に記載された納付金額が30万円以下であれば決済可能です。しかし、納付額が30万円を超える場合、PayPayに30万円以上の残高があっても、その請求書での固定資産税の支払い手続きはできません。
年間の固定資産税額が30万円を超える場合、一括払いではなく分納用の納付書を利用し、3ヶ月ごとに4回に分けて支払う必要があります。しかし、それぞれの分納用の納付書4枚を1枚ずつ順番に決済すれば、同日内に全額納税が可能です。
3.領収書の発行がない
現金で固定資産税を納付すると、金額と日付が記載された領収書が発行されますが、PayPayやクレジットカードでの支払いでは領収書が発行されません。PayPayでの支払いは、アプリ内での支払い履歴により確認が可能ですが、具体的な期別の詳細はわかりません。
納税証明書は、PayPayを含むすべての支払い方法で発行されますが、この証明書の発行には2〜3週間かかるため、領収書が急ぎ必要な場合は現金での納付が推奨されます。
4.二重支払いに注意しなければならない
固定資産税をPayPayで支払う場合、すでに支払った請求書でも支払いが可能なため、二重支払いに注意する必要があります。支払い済みかどうかの確認は、手元の請求書ではなく、PayPayアプリの支払履歴を確認し、未払いであるか確かめてから支払い手続きをするようにしましょう。
もし、二重支払いをしてしまった場合、PayPayアプリでのキャンセルや返金は受けられませんが、後日、自治体から「過誤納金等還付通知書」が送付されます。この書類に同封されている「還付口座振込依頼書」に返金口座を記入し返送すると、間違って支払った金額が返金されます。
5.口座振替を停止手続きをしなければならない
これまで固定資産税を口座振替で支払っていた方が、PayPay支払いに切り替える場合、事前に口座振替の停止手続きが必要です。口座振替を停止しないままPayPayで支払うと、固定資産税が二重に支払われるリスクがあります。
口座振替の停止手続きの方法は、自治体によって異なります。たとえば、東京都23区の場合は東京都主税局徴収部納税推進課、または所管の都税事務所徴収課への電話連絡により手続きが可能です。
固定資産税をPayPayで支払う手順
PayPayで固定資産税を支払う際は、PayPay残高に必要な金額をチャージします。これは、PayPayに登録したクレジットカードでは決済できないため、必ず事前にチャージしてください。
次に、PayPayアプリを開き、メニューから「スキャン」を選ぶか、「請求書払い」をタップして「請求書を読み取る」を選択します。その後、納付書兼納入済通知書のコンビニ収納用バーコードをスマートフォンのカメラでスキャンしてください。
最後に、支払先と支払い内容を確認し、間違いがなければ「支払う」ボタンをタップして手続き完了です。
固定資産税 PayPayでよくある3つの質問
最後に、固定資産税 PayPayでよくある質問を紹介します。
- 質問1.納期限を過ぎた納付書でも支払いできる?
- 質問2.家族名義でも支払いできる?
- 質問3.固定資産税の支払方法は?
それぞれの内容について詳しくみていきましょう。
質問1.納期限を過ぎた納付書でも支払いできる?
納期限を過ぎた納付書での支払い可否は自治体によって異なります。たとえば、東京都23区では「納期限後でもスマートフォン決済アプリで納付できる」とされていますが、千葉県印西市では「納期限が過ぎた納付書は使用できません」と案内されています。
このように、支払いの可否はそれぞれの自治体で異なるため、詳細はホームページで確認するようにしてください。また、納期限を過ぎると延滞金が発生する場合があるため、できる限り納期内に納付するようにしましょう。
質問2.家族名義でも支払いできる?
家族名義の固定資産税であっても、支払いの手続きは可能です。たとえば、父所有のマンションの固定資産税を息子のPayPayアプリで支払いできます。
もし、家族名義の固定資産税を支払う際には、複数人が重複して支払してしまわないように、誰がいつまでに固定資産税を支払うのか、認識を事前に共有しておくようにしましょう。
質問3.固定資産税の支払方法は?
支払い方法には、コンビニエンスストア、金融機関(銀行、郵便局)、インターネットバンキング、クレジットカードなどがあります。コンビニや金融機関では、納税通知書を持参し、窓口やATMで支払う必要があります。
一方、インターネットバンキングやクレジットカードの場合は、オンラインで手続きが可能です。また、口座振替の設定も可能で、その場合は毎年指定された日に自動的に引き落としされます。
まとめ
本記事では、固定資産税のPayPayでの支払い可否やメリット、固定資産税をPayPayで支払う場合の注意点や支払いの手順について解説しました。
PayPayでの固定資産税の納付が可能かどうかは、お住まいの自治体のホームページやPayPay株式会社の公式サイトで確認しましょう。PayPay決済で支払いできる税金や公共料金は固定資産税だけに限らず、市によっては住民税や自動車税などの納付にも対応している場合もあります。
もし、支払いが可能な場合は、決済手数料がかからず、いつでも納税できるというメリットがあるため、ぜひ活用してみてください。
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