Blog
ブログ
2025.08.22
ゴミ屋敷の片付けで業者を選ぶ際のポイントは7つ|業者に依頼する際の流れも詳しくご紹介!
自分一人ではどうにもならないゴミ屋敷を前に、途方に暮れていませんか。信頼できる業者を見つけたくても、何を基準に選べば良いか分からず、一歩が踏み出せない方も多いでしょう。
本記事では、ゴミ屋敷の片付けを業者に依頼する際の費用相場から、信頼できる優良業者を確実に見極めるための具体的なポイントまで網羅的に解説します。最後まで読めば、安心して大切な住まいの片付けを任せられる業者を見つけ、清潔で快適な部屋を取り戻すための第一歩を踏み出せます。
ゴミ屋敷の片付けを業者に依頼するメリットは3つ
専門のゴミ屋敷片付け業者に依頼すれば、個人では難しい問題を迅速かつ安全に解決が可能です。ここでは、プロに任せると得られる具体的なメリットを3つの観点から詳しく解説します。
1.時間と労力の大幅な節約ができる
ゴミ屋敷の片付けには、膨大な量のゴミの分別や梱包、搬出作業が必要です。一人でやろうとすれば数週間から数ヶ月かかる場合も珍しくありません。
一方、ゴミ屋敷片付け業者に依頼すれば、専門のスタッフが複数人で効率的に作業を進めてくれます。そのため、即日あるいは数日で作業が完了できます。これにより、貴重な時間と多大な労力を節約でき、精神的なストレスからも解放されるでしょう。
2.専門的な清掃と消臭が期待できる
長年放置されたゴミは、害虫の発生源になったり、床や壁に悪臭や汚れが染み付いたりしているケースがほとんどです。ゴミ屋敷片付け業者は、不用品の回収だけでなく、業務用の洗剤や機材を使用したハウスクリーニングや消臭・除菌作業が可能です。
専門業者に依頼すれば、個人では落としきれない頑固な汚れや悪臭を根本から除去し、衛生的で快適な住環境を取り戻せます。
なお、ハウスクリーニングの料金相場については、こちらの記事でご紹介しています。
関連記事:ハウスクリーニングの料金相場は?料金を左右する条件や安くするコツをご紹介! | ビリーフ株式会社
3.不用品の適切な処分と買取を依頼できる
ゴミの中には、まだ価値のある家電や家具が埋もれている可能性があります。多くのゴミ屋敷片付け業者は買取サービスも提供しており、片付け費用から買取金額を差し引いて総額を抑えられる場合があります。
また、家電リサイクル法対象品や粗大ゴミなど、自治体のルールに従った適切な処分が必要なものも、法令を遵守して正しく処理してくれるため安心です。
【パターン別】ゴミ屋敷の片付けにかかる料金相場
ゴミ屋敷の片付け業者に依頼する際、料金はゴミの量や部屋の状況で大きく変動します。そのため、事前に相場を把握しておくことが大切です。
ここでは、代表的な料金プランのパターンと、追加料金が発生する可能性のあるケースについて解説します。
1.間取り別の料金相場
最も一般的なのが、部屋の間取りを基準とした料金設定です。ゴミの量や作業員の数によって変動しますが、おおよその目安は以下の通りです。
あくまで基本的な相場であり、ゴミが天井近くまで積み上がっている場合は、下記金額よりも高くなる傾向があります。
間取り |
料金相場 |
1R/1K |
30,000~80,000円 |
1DK |
50,000~120,000円 |
1LDK |
70,000~200,000円 |
2DK |
90,000~250,000円 |
2LDK |
120,000~300,000円 |
3DK |
150,000~400,000円 |
3LDK |
170,000円~500,000円 |
4LDK以上 |
220,000円~要見積もり |
2.トラック積み放題プランの料金相場
軽トラックや2tトラックといった車両の荷台に、積めるだけゴミを載せられる定額制のプランです。ゴミの量がある程度まとまっている場合、料金が明確で総額の費用を把握しやすいメリットがあります。
ただし、「積み放題」といっても、搬出作業費や階段料金、特定の品目の処分費が別途追加料金として発生するケースも少なくありません。特に安い料金を提示している場合は注意が必要です。相場から大きく外れていないかを確認し、見積もりの際にプラン内容の詳細を必ず確認しましょう。
トラックの積載量 |
費用相場 |
積載できるゴミの量 |
軽トラック |
30,000~70,000円以上 |
45Lのゴミ袋約30~50個 |
2tトラック |
100,000~250,000円以上 |
45Lのゴミ袋約40~70個 |
4tトラック |
280,000~500,000円以上 |
45Lのゴミ袋約80~140個分 |
3.作業人数と時間別の料金相場
「作業員1名・1時間あたり〇〇円」という時間単価や、1日あたりで料金を計算する方式です。相場としては作業員1名につき1日10,000円〜15,000円程度が目安となります。
ゴミの量が少ないなど、短時間で終わる作業なら総額の費用を安い金額に抑えられる可能性があります。しかし、ゴミ屋敷全体の片付けでは時間がかかり、結果的に割高になる場合もあるので注意してください。
出張費や車両費が別途加算される場合も多いため、見積もりの際に総額を確認しましょう。
4.追加料金が発生するケース
基本料金のほかに、状況に応じて追加料金が発生する場合があります。例えば、エアコンの取り外しや、ピアノのような重量物の搬出、エレベーターがない集合住宅での階段作業などが該当します。
また、深夜や早朝の作業を希望すると割増料金がかかる事例が多いため、見積もりの際に必ず確認しましょう。オプションサービスの費用相場は、以下のとおりです。
間取り |
費用 |
1R/1K |
25,000円~ |
1DK~2DK |
35,000円~ |
2LDK~3DK |
50,000円~ |
3LDK~4DK |
65,000円~ |
4LDK~ |
80,000円~ |
ゴミ屋敷の片付けで業者を選ぶ際のポイントは7つ
優良なゴミ屋敷片付け業者を選ぶのは、トラブルを避け、満足のいく結果を得るために非常に重要です。数多くの業者の中から信頼できる一社を見極めるため、必ずチェックすべき7つのポイントを解説します。
1.「一般廃棄物収集運搬業許可」の有無
家庭から出るゴミ(一般廃棄物)を収集・運搬するには、市区町村が発行する「一般廃棄物収集運搬業許可」が必須です。許可を持たない業者は違法であり、回収したゴミを不法投棄するなどの深刻なトラブルに繋がる危険性があります。
不法投棄は依頼主が責任を問われるケースもあるため、必ず許可の有無を確認しましょう。優良業者は公式サイトの会社概要などに許可番号を明記しています。見積もりの際に提示を求めるのも有効な手段です。
2.明確な料金体系と見積もり
悪徳業者との料金トラブルで最も多いのが、作業後の高額な追加請求です。優良な業者は、作業前に必ず現地調査を行い、作業内容や費用の内訳が詳細に記載された見積もり書を提示します。
「作業一式〇〇円」といった曖昧な表記ではなく、人件費、車両費、処分費などが明確な業者を選びましょう。また、どのような場合に追加料金が発生するのか、契約前にしっかり確認しておくのが、予期せぬ出費を防ぐために極めて重要です。
3.豊富な実績と良い口コミ
業者の公式サイトで、これまでの作業実績を確認しましょう。ゴミ屋敷の片付けは状況がさまざまであるため、経験豊富な業者ほどスムーズで質の高い作業が期待できます。
特に、写真付きの作業事例は業者の技術力を判断する良い材料になるでしょう。あわせて、GoogleマップやSNSなどで第三者の口コミや評判を調べるのも重要です。
良い評価だけでなく、悪い評価の内容とそれに対する業者の対応も見ると、より客観的に信頼性を判断できます。
4.損害賠償保険への加入
ゴミの搬出作業中、万が一家の壁や床、大切な家財を傷つけてしまうリスクはゼロではありません。このような不測の事態に備え、業者が「損害賠償保険」に加入しているかは必ず確認すべきポイントです。
保険に加入している業者であれば、トラブルが発生してもきちんと補償が受けられますが、未加入の業者では泣き寝入りになる可能性もあります。安心して作業を任せるためにも、見積もりの際に保険の有無と補償内容を確認しておきましょう。
5.スタッフの対応品質
最初の問い合わせから見積もり訪問、実際の作業に至るまで、スタッフの対応は業者の質を見極める重要な指標です。丁寧な言葉遣いはもちろん、依頼者の悩みや質問に親身に応えてくれるか、不安を解消するような提案をしてくれるかを見ましょう。
特に見積もりで訪問したスタッフの態度や清潔感は、その会社の教育体制を色濃く反映します。デリケートな問題を依頼するからこそ、心から信頼できる誠実な対応の業者を選ぶのが大切です。
6.幅広いサービス内容
ゴミ屋敷の悩みは、ゴミの撤去だけでは終わらないケースがほとんどです。長年溜まった汚れを落とすハウスクリーニング、染み付いた臭いを取る消臭作業、不用品の買取など、幅広いサービスをワンストップで提供している業者を選ぶと便利です。
複数の業者に個別に依頼する手間が省け、総額の費用を抑えられる可能性もあります。特に女性の一人暮らしなど、事情がある場合は女性スタッフの在籍を確認するなど、ニーズに合ったサービスがあるかも確認しましょう。
7.相見積もりの徹底
業者を選ぶ際は、手間を惜しまず必ず2〜3社から相見積もりを取りましょう。複数の業者を比較すると、地域の料金の相場感がわかり、不当に高額な請求をする業者や、逆に安すぎて後から追加請求するような悪徳業者を見抜けます。
また、単純な費用の比較だけでなく、各社のサービス内容やスタッフの対応品質も同時に比べられるため、総合的に見て最も自分に合った信頼できる業者選びが可能になるでしょう。
要注意!悪徳なゴミ屋敷片付け業者の特徴は3つ
残念ながら、ゴミ屋敷片付け業者のなかには、法外な料金を請求したり、不法投棄を行ったりする悪徳な業者も存在します。大切な財産や住まいを守るためにも、騙されないように注意しましょう。
ここでは、特に注意すべき3つの特徴について解説します。
1.極端に安い広告料金
「業界最安値」「トラック積み放題5,000円〜」など、ポストに入るチラシやウェブサイトの広告で、相場からかけ離れた安い料金を強調する業者には警戒が必要です。これは依頼のきっかけを作るための「おとり価格」に過ぎません。
実際に作業が終わった後で「特殊なゴミの処分費」「仕分け作業費」など、さまざまな名目で高額な追加料金を請求し、結局は費用が数十万円に膨れ上がるトラブルが後を絶ちません。安さには必ず裏があると疑い、総額の見積もりを必ず確認しましょう。
2.見積もりを渋る・詳細を出さない
優良な業者であれば、必ず作業前に現地を確認し、作業内容と料金の内訳が明記された書面の見積もり書を提示します。これに対し、電話で料金を聞いても「行ってみないと分からない」の一点張りであったり、訪問しても口頭で金額を伝えるだけで詳細な見積書を渡さなかったりする業者は非常に危険です。
「作業一式」といった曖昧な見積もりは、後からいくらでも請求額を上乗せできるため、悪徳業者が好んで使う手口です。必ず詳細な内訳が記載された書面を要求し、納得できるまで契約してはいけません。
3.「何でも無料で回収」という謳い文句
軽トラックで街を巡回し、「ご家庭の不用品、何でも無料で回収します」とアナウンスしている業者には絶対に関わってはいけません。そもそも、ゴミや不用品の処分には必ず費用がかかります。
無料という言葉で油断させ、品物をトラックに積み込んだ後で「これはリサイクル料金が必要」「運搬費は別」などと理由をつけ、高額な料金を請求するのが常套手段です。断ると荷物を下ろさず、高圧的な態度で支払いを迫るトラブルも多発していますので注意してください。
ゴミ屋敷の片付けを業者に依頼する際の流れは5ステップ
初めてゴミ屋敷片付け業者に依頼する場合、どのような手順で進むのか不安な方も多いのではないでしょうか。ここでは、問い合わせから作業完了までの一般的な流れを5つのステップに分けて解説します。
1.業者への問い合わせ・相談
まずは、ゴミ屋敷片付け業者のウェブサイトや電話から問い合わせを行います。この段階で、部屋の状況(間取り、ゴミの量など)や希望するサービス、悩んでいることなどを伝えましょう。
多くの業者が無料で相談や概算の見積もりに応じてくれます。この時の対応の丁寧さも業者選びの判断材料です。デリケートな問題だからこそ、不安な点や要望は遠慮なく伝え、信頼できる業者かどうかを見極める最初のステップとしましょう。
2.現地訪問による見積もり
正確な料金を算出するため、業者のスタッフが実際に現地を訪問して状況を確認します。ゴミの量や種類、搬出経路、必要な作業時間などをプロの目で詳細にチェックし、正式な見積もり書を作成します。
作業内容や料金の内訳について不明な点があれば、遠慮なく質問して全て解消しておくことが大切です。複数の業者から見積もりを取り、料金やサービスを比較して、納得のいく業者を選びましょう。
3.契約・作業日の決定
提示された見積もりの内容に納得できたら、正式に契約を結びます。契約書の内容をよく確認し、追加料金の有無やキャンセルポリシーなども把握しておきましょう。
口約束ではなく、書面で契約を交わすと後のトラブル防止につながります。契約後、お互いの都合の良い日時に作業日を決定します。業者によっては即日対応が可能な場合もありますので、急いでいる場合は相談してみましょう。
4.片付け・清掃作業の実施
決定した作業日時に、業者のスタッフが訪問して片付け作業を実施します。依頼者は基本的に立ち会うだけで問題ありませんが、残しておきたいものの指示などは明確に伝えましょう。
ゴミの分別から搬出、ハウスクリーニングまで、見積もり内容に沿ってプロが迅速かつ丁寧に進めてくれます。作業中の立ち会いが難しい場合でも、柔軟に対応してくれる業者も多いため、事前に相談してみましょう。
5.作業完了の確認と支払い
全ての作業が完了したら、部屋の状態を依頼者自身が確認します。見積もり通りの作業が行われているか、傷や破損がないかなどを隅々までチェックしましょう。
もし気になる点があれば、その場で業者に伝えて対応してもらってください。問題がなければ、事前に決められた方法で料金を支払います。
現金払いのほか、クレジットカードや銀行振込に対応している業者も多いので、契約時に確認しておくと安心です。
ゴミ屋敷 片付け 業者でよくある3つの質問
ゴミ屋敷 片付け 業者でよくある質問について解説します。それぞれの詳しい内容についてみていきましょう。
質問1.近所に知られずに作業してもらうことは可能ですか?
多くの優良なゴミ屋敷の片付け業者は、依頼者のプライバシーに最大限配慮した作業を徹底しています。例えば、社名やロゴが入っていない無地のトラックを使用したり、ゴミと分からないようにダンボールで梱包して運び出したりします。
また、作業時間帯を人目につきにくい早朝や平日の日中に調整する、作業音を極力立てないようにするなど、さまざまな工夫で対応してくれるでしょう。ご近所の目が気になる方は、見積もりの際に「秘密厳守でお願いしたい」としっかり相談するのがポイントです。
質問2.作業当日に立ち会いは必要ですか?
基本的には、作業開始時と終了時の確認のために立ち会いが必要です。残しておきたい貴重品や思い出の品の仕分けは、依頼者自身が行わなければなりません。
しかし、遠方に住んでいるなどの事情で終日の立ち会いが難しい場合は、事前に鍵を預けて作業を任せられる場合があります。柔軟に対応してくれる業者も多いので、まずは相談してみましょう。
質問3.ゴミの中から貴重品が出てきた場合はどうなりますか?
信頼できるゴミ屋敷片付け業者であれば、作業中に現金や貴金属、権利書などの貴重品を発見した場合は、必ず依頼者に報告し、返却してくれます。悪徳業者とのトラブルを避けるためにも、事前に貴重品は別の場所に保管しておくのが最も安全です。
しかし、優良な業者はスタッフ教育を徹底しているため、安心して任せられます。
まとめ
ゴミ屋敷片付け業者を選ぶ際は、目先の料金の安さだけで判断せず、複数の視点から慎重に検討するのが重要です。本記事で紹介した「一般廃棄物収集運搬業許可」の有無の確認や、詳細な見積もりの取得、相見積もりの徹底といったポイントを実践すれば、悪徳業者によるトラブルを未然に防ぎ、信頼できるパートナーを見つけられます。
ご自身の状況や希望に合った業者を選ぶのが、満足のいく結果への近道です。まずは、信頼できそうな業者に無料の相談から始めてみましょう。