2025.09.29

失敗しない遺品整理業者の選び方は?チェックすべき8つのポイントをご紹介!

失敗しない遺品整理業者の選び方は?チェックすべき8つのポイントをご紹介!

大切な家族の遺品整理は、心身ともに大きな負担を伴います。故人が残した品々を前に、何から手をつけて良いか分からず、途方に暮れてしまう方も少なくありません。

そのようなとき、専門の遺品整理業者に依頼するのは有効な選択肢の一つです。しかし、数多くある業者の中から信頼できる一社を見つけるのは至難の業です。

本記事ではお悩みの方が、安心して依頼できる業者選びの重要なポイントを徹底的に解説します。悪質な業者に騙されない具体的な見極め方から、見積もりのチェック項目、料金相場まで遺品整理をスムーズに進めるために、ぜひ本記事をお役立てください。

監修者

遺品整理業者を選ぶ際にチェックすべき基本事項は4つ

遺品整理業者を選ぶ際にチェックすべき基本事項は4つ

遺品整理業者を選ぶ際は、その業者が信頼に値するかどうかを判断するための基準を確認しておきましょう。基本事項を押さえると、トラブルを未然に防ぎ、安心して依頼できる業者を見つけられます。

1.必要な許可や資格の有無

遺品整理業者には、業務に必要な許可や資格があります。不用品の回収や処分を行うには「一般廃棄物収集運搬業許可」が、遺品の買取を行うには「古物商許可証」が必要です。

許可を持たない業者は違法な活動を行っている可能性があり、不法投棄などのトラブルに巻き込まれるリスクが高まります。また、専門知識を持つ「遺品整理士」が在籍している業者であれば、適切な対応や細やかな配慮が期待できるため、業者選びの判断材料となるでしょう。

2.会社の所在地と実績の確認

信頼できる業者は、会社の所在地や連絡先が明確に記載されています。所在地が不確かであったり、連絡先が携帯電話の番号のみであったりする業者は注意が必要です。

さらに、これまでの遺品整理実績を公式サイトなどで公開している業者を選びましょう。実績が豊富なら、多くの依頼主から選ばれ、高い評価を得てきた証拠です。

具体的な作業内容や事例が掲載されていると、より安心して依頼できます。

3.明確な料金体系と内訳

見積もりが「作業一式」といった大まかな記載になっている場合、後から追加料金を請求されるなどのトラブルにつながる場合があります。優良な業者は、作業内容や人件費、運搬費、処分費などが細かく明記された見積書を提示してくれます。

見積もり時には、追加料金の有無やキャンセル料についても事前に確認し、すべて書面で交わすようにしましょう。

4.訪問見積もりの実施

遺品の量や種類、部屋の広さなどによって費用は変動します。電話やメールだけで見積もりを出す業者ではなく、必ず現地を直接見て、正確な見積もりを出してくれる業者を選びましょう。

訪問見積もりを拒む業者は、不当な金額設定を隠している可能性があるため、避けるべきです。複数の業者から相見積もりを取ると、料金やサービス内容を比較検討でき、より納得のいく選択ができます。

遺品整理業者の対応から見極めるポイントは4つ

遺品整理業者の対応から見極めるポイントは4つ

遺品整理を依頼するにあたっては、業者の対応やサービス内容も重要な判断材料です。問い合わせから作業完了まで、細部にわたってチェックすると、安心して任せられる業者かどうかがわかります。

1.問い合わせ時の対応の丁寧さ

初めての問い合わせに対する対応は、業者の姿勢を判断するうえで非常に重要です。電話やメールでのやり取りが丁寧で、質問に誠実に答えてくれるかどうかを確認しましょう。

威圧的な態度や、契約を急かすような対応をする業者は避けるべきです。誠実で、こちらの気持ちに寄り添ってくれる業者を選ぶと、その後の円滑なコミュニケーションにつながります。

2.サービス内容の網羅性

遺品整理には、単に不用品を処分するだけでなく、遺品の仕分け、梱包、搬出、清掃、遺品の供養、遺品の買取など、多岐にわたる作業が含まれます。これらのサービスをワンストップで提供している業者であれば、複数の業者に依頼する手間を省けます。

希望する作業が、サービス内容に含まれているかを事前にしっかり確認しましょう。

3.口コミや評判の確認

実際にその業者を利用した人の声は、業者選びの貴重な情報源となります。公式サイトのお客様の声だけでなく、GoogleレビューやSNS、口コミサイトなどを活用して、複数の意見を参考にしましょう。

良い評価だけでなく、悪い評価にも目を通すと、業者の強みや弱みを客観的に把握できます。特に、トラブル発生時の対応に関する口コミは重要です。

4.遺品への配慮と丁寧な作業

故人の大切な品々を扱う遺品整理は、通常の不用品回収とは異なり、デリケートな作業です。作業スタッフが遺品に敬意を払い、丁寧に扱ってくれるかどうかは非常に重要なポイントです。

事前に業者のホームページで企業理念やスタッフの様子を確認したり、見積もり時にスタッフの態度を観察したりして、故人への配慮が行き届いているかを見極めましょう。

遺品整理業者の選び方でよくある3つの質問

遺品整理業者の選び方でよくある3つの質問

遺品整理業者の選び方でよくある質問を3つ紹介します。それぞれの内容について詳しく見ていきましょう。

質問1.遺品整理の費用相場はどれくらいですか?

遺品整理の費用は、間取りや荷物の量、作業人数、作業時間などによって大きく異なります。一般的に、間取り別の費用相場は以下のとおりです。

  • 1R・1K:約3万円〜8万円
  • 1DK:約5万円〜12万円
  • 1LDK:約7万円〜20万円
  • 2DK:約9万円〜25万円
  • 3LDK:約17万円〜50万円
  • 4LDK以上:約22万円〜60万円

これらはあくまで目安であり、特殊清掃や遺品の供養、買取などのオプションサービスを追加すると費用は変動します。正確な費用を知るには、必ず複数社から訪問見積もりを取るのが大切です。

質問2.遺品整理と不用品回収の違いは何ですか?

遺品整理と不用品回収は、目的と業務範囲に大きな違いがあります。不用品回収は、依頼主が不要と判断した品物を単に回収・処分する作業です。

一方、遺品整理は、故人の遺品を一つひとつ丁寧に仕分けし、必要なものと不要なものを区別する作業から始まります。形見分けの品や貴重品の探索、遺品の供養、清掃、買取など、故人と遺族の気持ちに寄り添った多角的なサービスを提供するのが遺品整理です。

関連記事:遺品整理とは?一般的な手順や事前に確認すべき重要事項をご紹介! | ビリーフ株式会社

質問3.悪徳業者を見分ける方法はありますか?

悪徳業者はいくつかの特徴から、見分けられるでしょう。まず、会社の情報が不明瞭であったり、所在地が公開されていなかったりする業者は要注意です。

また、書面ではなく口頭での見積もりや契約を急かすケース、相場からかけ離れた不当に安い金額を提示するケースも悪徳業者の典型的な手口と考えられます。

さらに、見積書の内容が「作業一式」といった曖昧な表現になっている場合や、電話で威圧的な態度を取る業者も避けるべきです。

まとめ

まとめ

遺品整理業者の選び方は、故人の思いを尊重し、遺族の負担を軽減するために非常に重要なプロセスです。信頼できる業者を選ぶには、遺品整理士の在籍や必要な許可の有無といった基本的なチェック項目をクリアしているかの確認が不可欠です。

また、問い合わせ時の対応や遺品への配慮など、サービスの本質的な部分も見極め、故人の大切な遺品を安心して任せられる業者を選びましょう。

故人の大切な遺品整理は、信頼できる専門業者に依頼すると、心にかかる負担を軽減し、新たな生活へと踏み出す準備が始められます。まずは複数の業者を比較検討し、最適なサービスを見つけましょう。

監修者

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