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2024.01.29
不動産売却後にお礼は必要?渡すタイミングやお礼をする場合のポイントを解説!
「不動産売却後にお礼は必要?」、「お礼には適したものは何?」と悩んでいる方もおられるのではないでしょうか。
この記事では、不動産売却後のお礼の必要性やお礼に適したタイミング、お礼をする場合のポイントについて解説します。また、不動産売却後のお礼に適しているものについても紹介しますので、ぜひ参考にしてみてください。
不動産売却後のお礼は基本的に不要
不動産売却後のお礼は、基本的には不要です。もし、心から感謝の気持ちがあれば、お礼をするのも1つの方法ですが、必ずしも必要な訳ではありません。
実際、売主は仲介手数料を支払っており、これがすでに感謝の表れだといえます。このように、ビジネス上は仲介手数料の支払いがあれば、お礼をしなくても問題はありません。
不動産担当者は感謝の言葉が一番嬉しい
不動産を売却した後、お礼として最も心に響くのは、感謝の言葉です。売却プロセスは複雑で、時には精神的にも肉体的にも大きな負担となります。
不動産担当者は、その全過程をサポートし、売主の利益を最大限に引き出すために尽力します。売却が無事に完了した時、売主からの感謝の言葉を聞くことは、担当者にとって何物にも代えがたい喜びです。
お礼したい場合は3,000円程度にする
不動産売却後にお礼をしたいと考える場合、3,000円程度のお菓子なら営業担当者のみならず、事務スタッフも含めた不動産会社の全員が楽しめます。不動産売却は、営業担当者のみの活動ではなく、事務スタッフも大きな役割を果たしています。
もし、お礼をする場合は、営業担当者だけではなく「スタッフ全員へ」という気持ちを込め、事務スタッフの方も喜んでもらえるような3,000円程度のお菓子を選ぶのがおすすめです。
不動産売却後のお礼に適しているタイミング
次に、不動産売却後のお礼に適しているタイミングについて解説します。
- 物件引き渡し後
- 実際に会う機会や郵送
それぞれについて詳しくみていきましょう。
物件引き渡し後
物件引き渡し後は、営業担当者の業務も一段落し、売買のプロセスが終了します。物件の引き渡しや残代金の決済が完了してからお礼を贈ることで、スムーズな取引の完結を祝う意味合いも込められます。
通常、売買契約から約1ヶ月後に引き渡しが行われるため、契約完了後すぐに何を贈るか考えはじめるとスムーズです。また、お礼の品を選ぶ際は、感謝の気持ちが伝わるものを選ぶようにしましょう。
実際に会う機会や郵送
営業担当者は多くの顧客と仕事を抱えているため、お礼のためにわざわざ時間を割いてもらうのは避けましょう。お礼を渡す場合は、不動産の引き渡しや残代金の決済のタイミングではなく、後日、実際に会う機会か郵送して贈るのがおすすめです。
このように、相手への配慮が、感謝の気持ちを示す適切な方法であり、営業担当者から喜ばれる対応方法です。
お礼をする場合のポイントは3つ
次に、お礼をする場合のポイントについて解説します。
- 高価なものや現金は避ける
- 社内で配れるものを渡す
- 事前に担当者に確認する
それぞれについて詳しくみていきましょう。
1.高価なものや現金は避ける
ブランド物のネクタイや高級なお菓子などは、相手に不要なプレッシャーや負担を与える可能性があります。営業担当者が「お返しをしなければ」と感じるようなお礼は、本来の感謝の目的から逸れてしまうおそれがあります。
お礼は、相手に負担をかけず、心からの感謝を伝えるものであるため、適度な価格の品物や、共有できる菓子折りなど、受け取りやすいものを選ぶことが大切です。
2.社内で配れるものを渡す
お菓子や飲み物など、会社のスタッフと分け合えるものが理想的です。このようなお礼は、営業担当者にとっても「会社全体への感謝」として受け取れるため、一方的なプレッシャーや気遣いを感じず、自然に受け入れやすくなります。
また、値段は、高すぎず安すぎない2,000〜3,000円という金額がおすすめです。お礼は相手への負担も考慮し、受け取りやすいものを選びましょう。
3.事前に担当者に確認する
多くの企業では、コンプライアンスの観点から顧客からの贈り物の受け取りを制限している場合があります。とくに明文化されていない場合でも、企業文化や慣習として顧客からの贈り物を受け取らない方針を採っているケースも少なくありません。
そのため、何かを贈る前に、営業担当者に事前に確認するようにしてください。間違っても、事前の確認なしに、お礼の品物を担当者へ郵送しないようにしましょう。
不動産売却後のお礼に適しているもの3選
次に、不動産売却後のお礼に適しているものを紹介します。
- 菓子折り
- 紹介や再契約
- 口コミ
それぞれについて詳しくみていきましょう。
1.菓子折り
不動産売却後のお礼には、2,000〜3,000円程度の菓子折りが最適です。高価な品や現金はコンプライアンスの観点からも相応しくありません。
また、お礼を贈る場合は、営業担当者個人ではなく、会社全体で共有できるものがおすすめです。たとえば、小分けになっているお菓子や、スタッフ全員で楽しめるクッキーやスイーツなどが喜ばれます。
2.紹介や再契約
不動産売却後のお礼として最も価値があるのは、新たな顧客の紹介や再契約の機会です。不動産屋の仕事は信頼関係に基づいており、一度の取引から新たな機会が生まれることは大きな成果となります。
紹介された新規顧客や再契約は、営業担当者のサービスの質を高く評価した証しであり、これ以上ないほどの励みとなります。このような、営業担当者の専門性と努力を認める行動が、感謝を示す効果的な方法です。
3.口コミ
不動産業界では、高額な取引を扱うため、潜在顧客は口コミをよく参考にしています。ポータルサイトやグーグルマップのようなプラットフォームに良い口コミが掲載されることは、不動産会社にとって大きな価値があります。
このように、口コミは不動産会社の信頼性と評判を高めるのに効果的です。良いサービスを受けたと感じたら、その感謝の気持ちを口コミとして表現してみてください。
不動産売却のお礼でよくある3つの質問
最後に、不動産売却のお礼でよくある質問について紹介します。
- 質問1.不動産売却後にお礼は必要?
- 質問2.お礼をしたらワイロになる?
- 質問3.お礼をするならどんなものがいい?
それぞれについて詳しくみていきましょう。
質問1.不動産売却後にお礼は必要?
不動産売却後のお礼については、基本的に不要です。お礼をするという一般的なルールは存在せず、お礼をしなくても失礼には当たりません。
不動産取引では、仲介手数料を支払いますが、これが契約成立の対価となり、理想の物件を見つけてくれた感謝の気持ちも含まれています。また、お礼は物品の贈与に限らず、日頃からの感謝の言葉が良好な関係の構築につながります。
質問2.お礼をしたらワイロになる?
お礼が常識の範囲内であれば、ワイロとは見なされません。確かに、大金や貴重な資産の贈与は、税務上の問題を引き起こす可能性があります。
重要なのは、ワイロとは主に公務員が私的な利益のために金銭や物品を受け取る行為を指す点です。公務員は国や地方自治体に仕える身であり、税金の不当な利用や公共の利益に反する行為を避けるために、民間人とは異なる厳格なルールが設けられています。
質問3.お礼をするならどんなものがいい?
お礼をする際に適したものについては、以下が挙げられます。
- 菓子折り
不動産売却後のお礼としては、2,000〜3,000円程度の菓子折りがおすすめ。会社全体で共有できるものを選ぶことで、多くのスタッフに喜ばれる
- 紹介や再契約
友人や知人の紹介、物件の再契約が営業担当者のサービスの質を高く評価した証しとなる
- 口コミ
不動産業界では、口コミが集客における重要な役割を果たしている。ポータルサイトやグーグルマップなどに肯定的な口コミを投稿することで、不動産会社の評判を高められる
まとめ
この記事では、不動産売却後のお礼の必要性や適したタイミング、お礼する場合のポイント、不動産売却後のお礼に適しているものについて紹介しました。
不動産売却後のお礼は、必ずしも必要なものではありません。しかし、感謝の気持ちを表現したい場合は、2000〜3000円程度の菓子折りを贈ったり、ポータルサイトに良い口コミを投稿したりするのがおすすめです。
また、贈り物をする場合は、金額やタイミングに注意し、相手への配慮を忘れないようにしましょう。
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