2023.06.30

【プロが教える】不動産売却はどこがいい?特徴や信頼できる業者選びのポイントを徹底解説!

不動産売却はどこがいい?大手・地元中小の特徴や信頼できる業者選びのポイントを解説

不動産を売却するとき「どこの業者がいいか」をまず検討するのではないでしょうか。不動産の売却においては、相性の良い不動産会社を見つけることが、スムーズに手続きを進める重要なポイントです。

この記事では不動産を売却する際に信頼できる不動産会社選びのポイントや、大手と中小(地元)の不動産会社の特徴を詳しく紹介します。不動産売却にあたっての大切なパートナー選びの参考にしてください。

監修者

LINE_CTA

不動産の主な売却方法は2つ

不動産の主な売却方法は2つ

不動産の主な売却方法は、大きくわけて仲介か買取の2つです。ここからはそれぞれの売却方法の違いや特徴を詳しく解説します。

仲介

不動産仲介は売主と買主の間に不動産会社が入り、販売活動や引渡しの手続きを行う仕組みです。仲介の特徴は、主に以下の2つです。

  • 高い市場価格での売却が可能
  • 売却までに時間がかかる場合がある

不動産を売却(不動産会社が買取)する場合、通常は下取り価格で取引がおこなわれます。しかし仲介を通じて売却する場合は、市場価格での売却や条件の良い価格での売却が可能です。そのため仲介では、より高く売却できる可能性があります。

ただし仲介を利用する場合は、売却までに時間がかかることがあります。一般的に不動産を仲介して売却する場合、売れるまでに3〜6か月かかることがほとんどです。この期間は、買主を見つけるまでのプロセスや交渉の時間を含んでいます。

なお、次のページでは不動産売却時の手数料について、支払うタイミングや手数料以外の費用について解説しています。不動産売却時の手数料にまつわるよくある質問も紹介しますので、ぜひ参考にしてみてください。

※関連記事:不動産の売却にかかる仲介手数料とは?相場や計算方法をわかりやすく解説

買取

買取は、不動産を直接不動産会社に買い取ってもらう方法です。買取の主な特徴は、以下の3つです。

  • 迅速な現金化が可能
  • 仲介手数料が不要
  • 成約価格が低くなる可能性がある

不動産買取は、数日から1か月程度で売却できます。不動産をできるだけ早く売却したい方にとっては、買取が最適な選択肢と言えるでしょう。

なぜなら売却する相手が不動産会社であるため、仲介と異なり、買い手を探す必要がないからです。不動産を買取によって売却する場合、仲介業者に依頼する際にかかる仲介手数料は必要ありません。

しかし買取は仲介と比較して、価格面のデメリットがあります。買取を選択する場合に留意すべき最大のポイントは、仲介による売却と比較して成約価格が低くなる可能性があることです。一般的に買取による不動産売却価格は、仲介による売却価格の約7~8割程度になります。

LINE_CTA

信頼できる不動産会社選びの8つのポイント

信頼できる不動産会社選びの8つのポイント

ここからは信頼できる不動産会社を選ぶ以下の8つのポイントについて、詳しくみていきます。不動産を売却するにあたり、不動産会社を探している方はぜひ参考にしてください。

  1. 売却エリアの情報に精通している
  2. 売却実績が豊富である
  3. 査定額に根拠がある
  4. 対応がスピーディーである
  5. アドバイス力がある
  6. 担当者が親身になってくれる
  7. 免許番号や行政処分歴に問題がない
  8. インターネット広告に力を入れている

1.売却エリアの情報に精通している

全国的に展開している店舗がある不動産会社は「何となく信頼できそう」と感じるかもしれません。しかし重要なのは会社の規模や認知度の高さではなく、売りたい不動産が所在地の現状を理解しているかどうかです。

不動産の売却は、地域の不動産需要に大きく影響を受けます。

  • この地域ではどのような不動産が需要が高いのか
  • どのような販売戦略が注目されやすいのか
  • 最近の傾向はどうなっているのか

上記のような地域のニーズを理解した上で、売り出し方法を考えてくれる不動産会社を選ぶことが重要です。

そのためには、売りたい不動産がある地域から距離が離れた不動産会社は避けましょう。より近所にある不動産会社を選ぶことで、地域への理解が深い会社を選べる可能性が高まります。

2.売却実績が豊富である

売却を希望している不動産が「戸建て」であれば、「戸建て」の売却実績が豊富な不動産会社を選ぶことが重要です。同様に「マンション」を売却したい場合は「マンション」、そして「土地」であれば「土地」の売却実績が充実している不動産会社を選びましょう。

不動産会社は、得意とする不動産の種類が異なる場合があります。そのためそれぞれの会社の特長に着目して選ぶ必要があるのです。単に売却実績の数だけでなく、売りたい不動産の条件に近い売却実績があるかも可能な範囲で確認しましょう。

例えば同じエリアや築年数、間取りや面積を持つ物件の売却実績がある場合、自分たちの不動産を売却する際のよいテストケースとなります。詳細な売却実績については、不動産会社に直接相談することで、提示してもらえることもあるでしょう。査定の際には、売却実績を書類としてまとめてもらうように相談することもおすすめです。

3.査定額に根拠がある

不動産会社による査定額は、会社によって大きく異なる場合があります。査定では「売却の目安となる価格」を算出するために、市況を正しく読み取る視点が重要です。

場合によっては、不動産会社の個別の事情が査定に影響することもあります。たとえば、自社との契約を取るために根拠のない高い査定額を提示する場合や、回転率を上げるために極端に安い査定額を提示する場合などです。

そのため、査定額には信頼性を持つ根拠が必要です。不動産会社は査定結果に根拠を示すコメントを掲載しています。他の不動産会社よりも高い査定額を提示しているからといって必ずしも悪い不動産会社とは限りませんが、査定額には一定の疑念を持ち、他社のコメントと比較してみることが重要です。

査定額を比較する際に基準とすべきは、売却相場です。売主自身で事前に売却相場の調査を行っておくことをおすすめします。

4.対応がスピーディーである

不動産会社の対応が、迅速かつ適切であることも不動産会社選びの重要なポイントです。

不動産を売却する場合は、できるだけ早く手続きを進めたいものです。問い合わせや質問への対応、訪問日の設定など、さまざまな要素から不動産会社の対応の的確さと速さを把握できます。

スムーズで迅速な対応をする不動産会社は、売り手の要望を的確に把握し、迅速な売却を実現するための柔軟性も持っている、と判断できます。まずは見積もりを依頼して、その間の対応や回答の速さなどを見ながら判断するといいでしょう。

5.アドバイス力がある

不動産会社の価値は、単に買取や仲介といった業務を遂行するだけでなく、売却時に顧客に適切なアドバイスができるかどうかでも判断できます。的確なアドバイスが受けられるかどうかで、売却条件が大きく異なる可能性があるのです。

特に古い物件や狭い土地といった売りにくい物件を売却する場合には、顧客に寄り添った丁寧なアドバイスをしてくれる不動産会社を選ぶことが重要です。中でもリフォームやハウスクリーニングなど、物件がより売れるような丁寧な提案ができる不動産会社がおすすめです。

6.担当者が親身になってくれる

不動産会社の担当者の対応も、不動産会社を選ぶ重要なポイントです。不動産の売却は、通常3〜6か月が必要な長いプロセスです。その間に何度も担当者とやり取りするため、相性が重要になります。

不動産会社の担当者との相性を判断するポイントは、以下の2点です。

  • 質問に対して熱心に回答してくれるか
  • 要望に対する素早い対応があるか

このように丁寧に顧客目線で寄り添ったサポートを提供してくれる担当者を見極めることが、スムーズな不動産売却の鍵となります。

訪問査定の際には、査定担当者と積極的にコミュニケーションを取ることが重要です。言葉や行動だけでなく、表情からも相手の信頼性を判断しましょう。

7.免許番号や行政処分歴に問題がない

不動産の売買仲介を行うには、宅地建物取引業の免許が必要です。支店が複数の都道府県にまたがる場合、国土交通大臣が免許を発行します。地域の不動産会社の場合は、各都道府県知事が免許を発行します。免許番号は以下のように表示されます。

  • 国土交通大臣免許(n)XXX号
  • 東京都知事免許(n)XXX号

( )の中の数字は免許の更新回数を示しており、数字が大きいほど経験豊富と判断できます。ただし更新回数が少なくても、優れた不動産会社の営業担当者は存在しますので、これはあくまで参考として考えましょう。

また、その不動産会社が免許を持っているか、行政処分を受けていないかを事前に確認することも重要です。不動産会社の行政処分情報は、不動産会社が免許を更新する行政機関で閲覧できる宅地建物取引業者の名簿で確認できます。

この名簿は誰でも無料で閲覧できるため、事前に確認することをおすすめします。宅地建物取引業者の名簿は、都道府県の不動産業務を担当する部署や国土交通省の地方整備局で入手可能です。

ただし行政処分を受けている不動産会社でも、改善されている場合があります。したがって、行政処分を確認する際は、最新の情報をチェックすることが重要です。

8.インターネット広告に力を入れている

不動産売却の成功において、インターネット広告の充実度も不動産会社の良し悪しを判断する重要な要素の一つです。パソコンやスマートフォンなどを使用して、ネット上で手軽に物件を探すケースが増えています。

さらに、主要な不動産ポータルサイトに積極的に物件情報を掲載できているかどうかも、不動産会社を決める重要なチェックポイントとなります。不動産会社を探す際は、インターネットでの検索でも探すといいでしょう。

LINE_CTA

不動産会社選びは大手か中小(地元)かで決めない

不動産会社選びは大手か中小(地元)かで決めない

不動産会社を選ぶ際は大手か中小(地元)か、という二択で決めるのでなく、会社の規模にこだわらず幅広い選択肢を持つことで、自分に最適な不動産会社を見つけることができるでしょう。不動産売却においては、会社の規模よりも地域情報の精通度や売却に関するノウハウの有無が重要だからです。

ただし不動産売却における一般的な考え方として、都心部や地方都市の売却には大手企業が適していると言われています。これは都心部や地方都市が人気で不動産の需要が高いことと、大手企業の方が顧客の購買意欲を引き出す広告を出稿しやすいことが理由に挙げられます。

一方で中小企業は、不動産がある地域の情報に詳しいことが多く、郊外の不動産売却を希望する売主に対して、地域の需要に合わせたアドバイスをしてくれる可能性が高いです。不動産の売却においては企業の規模にとらわれず、売主に寄り添い親身になってくれる不動産会社を選ぶことが重要です。

なお、次のページでは岡山市で不動産の売買に強みを持つ不動産会社を紹介するとともに、失敗しない不動産選びのポイントも解説しています。岡山市で良い不動産もしくは不動産会社を探している方は、ぜひ参考にしてください。

※関連記事:【2023年度最新】岡山市にある売買に強い不動産10選|失敗しない選び方のポイントも紹介! | ビリーフ株式会社

LINE_CTA

大手と中小(地元)の不動産会社の特徴

大手と中小(地元)の不動産会社の特徴

ここからは大手と中小(地元)の不動産会社の特徴をそれぞれ詳しく解説します。どちらにもメリットとデメリットがあるため、それぞれを理解しより良い選択をするために役立ててください。

大手不動産会社の特徴

大手不動産会社に依頼した場合、以下の3つのメリットがあります。

  • 充実したサービス提供
  • 販売元での依頼がしやすい場合が多い
  • 高い買主の認知度

大手不動産会社は一般的に「ハウスクリーニング」や「インスペクション(住宅の検査)」などのサービスが充実していることが多く、サービスを利用することで費用を節約したり、効率的な売却が実現できたりします。また大手不動産会社は一般的に高い認知度を持っているため、店舗を直接訪れる顧客にもアプローチしやすくなるでしょう。

ただし大手不動産会社には営業店舗の数が限られているため、売却したい不動産との距離が離れてしまうことも考えられます。近隣の需要や状況についての理解が不足している可能性もあるため、不動産会社との距離には注意が必要です。

中小(地元)不動産会社の特徴

中小(地元)不動産会社に依頼した場合、以下の2つのメリットがあります。

  • 地域の事情に詳しい
  • 柔軟性があり、相談に応じやすい

近隣の中小不動産会社は地域の状況に精通している会社が多いため、近隣での売却実績を確認してみることをおすすめします。

大手不動産会社と比較すると、中小不動産会社はより柔軟性があります。相談や要望に対して素早く対応してくれる一方で、担当者の能力にはばらつきがある可能性もあるため、注意が必要です。

LINE_CTA

不動産売却に関するよくある質問

不動産売却に関するよくある質問

ここからは不動産売却に関してよくある以下の3つの質問を、詳しく解説します。不動産売却を検討している方は、ぜひ参考にしてください。

質問1.不動産会社選びの参考に、最新の不動産売買仲介実績ランキングを知りたい。

以下は2022年の不動産仲介の取扱高や手数料収入による、不動産会社のランキングです。参考にしてください。

順位

会社名

取扱高(百万円)

仲介件数(件)

1

三井不動産リアルティグループ

1,892,665

41,183

2

東急リバブル

1,577,995

28,750

3

住友不動産販売

1,453,387

38,144

4

野村不動産ソリューションズ

964,882

10,081

5

センチュリー21

639,991

26,629

6

三井住友トラスト不動産

550,366

8,226

7

三菱UFJ不動産販売

450,168

4,652

8

みずほ不動産販売

428,610

3,978

9

オープンハウス

362,430

8,268

10

積水ハウス不動産グループ

287,876

7,973

参考:2022 不動産業統計集 3不動産流通|公益社団法人不動産流通推進センター

質問2.売却する不動産会社に迷っている場合の対処法を知りたい。

売却する不動産会社選びに迷っている場合は、以下の3つのポイントを踏まえて判断しましょう。

  • 不動産一括査定サービスを活用する
  • 大手・中小不動産会社の特徴を理解する
  • 複数の不動産会社に査定を依頼する

大手・中小不動産会社、それぞれの特徴を把握・理解しておくと、不動産会社を決めるときに判断しやすくなるでしょう。

質問3.売却する不動産の査定方法を知りたい。

売却する不動産の査定方法には大きくわけて、ネット査定と訪問査定の2つの方法があります。

  ネット査定

ネット査定は売却予定の不動産の住所、間取り、築年数などの必要事項を入力することで、大まかな査定金額を算出してもらう方法です。

ネット査定では、類似の条件に該当する過去の事例をもとに査定金額を推定するため、データだけでおおよその査定結果を得られます。時間がない方やまだ売却を迷っている方にとって、不動産会社との連絡を取らずに査定金額を知ることができるため、おすすめです。

ただしネット査定は過去のデータをもとに査定金額を算出するため、内部の状態や傷などの詳細は把握できない点には注意が必要です。

訪問査定

訪問査定は、不動産会社に連絡して直接自宅を査定してもらう方法です。直接目で見て査定が行われるため、ネット査定よりも正確な査定結果が得られます。

ただし訪問査定には1社あたり30分から1時間程度の時間がかかるため、複数の不動産会社に依頼すると、合計で相当な時間が必要です。ネット査定の段階で一部の不動産会社を絞り込んでおき、その後に複数の不動産会社に査定依頼を出すといいでしょう。

LINE_CTA

 

まとめ

まとめ

不動産を売却するにあたっては、まず「どの不動産会社に依頼するか」、業者選定が重要です。仲介か買取かの判断を含め、不動産の専門家のアドバイスをもとに、スムーズで納得できる不動産売却につなげましょう。

本記事で紹介した不動産会社選びのポイントを参考に、自分たちにあった不動産会社を見つけてみてください。なお「ビリーフ株式会社」は不動産の買取・仲介だけではなく、不動産に関するさまざまなご相談を承っております。

不動産の購入時や売却時のわかりにくい諸費用や流れについても丁寧にご説明させていただきますので、お気軽にお問い合わせくださいませ。⇒公式LINEアカウントによる不動産のお悩み相談はこちらから

監修者

トップへ戻る
LINE相談 ご来店予約